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『バグダッド・カフェ』~ニュー・ディレクターズ・カット版 [シネマポケット]

何度でも観たくなる不思議で心が温かくなる素敵な映画です☆
ひとつひとつのシーンや伏線が繊細で丁寧に描かれていて色使いも美しく、
古賀春江・マグリット・ホッパー・キリコ・ルソーなど私の好き画家の絵を感じるような……
綺麗な虹。彩雲?空に浮かんだ雲・看板を塗り替えているヒロインなど時々現れるシーンは、
後半でヒロインのジャスミンのビジョンらしいとわかってなるほどと思いました☆
冒頭の壊れかけの車から降りた正装姿の肥った女性ジャスミンがハイヒールで歩き出すシーン。
自分を探す夫から身を隠すようにやっと着いたのが寂れたガソリンスタンド・カフェ併設のモーテル。
ここを切り盛りしている女主人ブレンダの夫とはジャスミンもすでに出逢っているのですが……
妻から頼まれたコーヒーマシンは忘れるのにポットを拾ってきてしまう夫に、
ブレンダはいつものようにイラつき出て行けと言い、出て行ってしまいますが……
一方、ジャスミンを探す夫はカフェの夫の声にも、自分が捨てたすぐそばにあるコーヒーポットにも気づかず、捨てたポットのコーヒーを上手いコーヒーだと言ったのはサービスだからなのか?
男性たちの価値観の相違が髄所に出てくるのもこの映画に深みを持たせています。
ジャスミンの夫が捨てた黄色いポットのコーヒーの味を、ブレンダ宿泊客ルディ(絵を描く自称?ハリウッド俳優)も不味いと言い、ジャスミンも不味いと感じているのですが、
後の関係性さえも示唆しているようです。
宿泊客ルディを演じるジャック・パランスが、飄々として憎めないのがとても新鮮でした。
ブレンダの夫は隠れて彼女を見守り続けますが、ジャスミンの夫はなかなか彼女を探せません。
彼の気の毒なくらいの極端な性格設定で充分に理解できました。。。
厚化粧の肥ったジャスミンが、だんだん可愛く、神々しささえ感じるほどに美しくみえてくるのです。スーツケースには夫の着替しかなく、スカーフなどでオシャレを忘れないジャスミンが素敵です☆
だんだん薄化粧になっていくほどに綺麗になっていくジャスミンが素晴らしいです☆
映画の一番のスパイスとなっている『コーリング・ユー』の曲もいいですね~♪
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